いのちは無くならない。
先日、読んでいた本の中に
鮭の一生が書かれていました。
鮭が川を上がって産卵して、命を終える。
そしてその死骸が微生物に分解されて、
コケやプランクトンの栄養になって
そしてそれを食べて水生昆虫が育つ。
そしてその水生昆虫を食べて
鮭の稚魚が育って、海に行く。
そして生まれた川に戻って産卵をする・・・・・
そんな壮大ないのちのリレーを思い浮かべると、
「鮭」「プランクトン」「水生昆虫」「稚魚」と
名前をつけて、それを別々のいのちと考えると、
鮭は鮭のいのちを終わらせていますが、
その死骸はプランクトンに取り込まれていき、
次のいのちに紡がれています。
形は変化していても、
いのちは何もなくなっていないし、
生まれてもいない。
大きないのちの循環から見ると、
私たちは別々に存在しているわけではなく、
大きないのちの一部なんだなと思います。
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