社会にあふれる言葉

先日、友人が話してくれた話ですが

統合失調症の患者にどんな幻聴が聞こえるのか、

国によって違うのかを医療人類学者が研究しました。

対象はアメリカ、ガーナ、インド。

アメリカは「死ね」「殺せ」といった

暴力的な言葉の幻聴が

聞こえていることが多かったのですが

ガーナ・インドでは

「愛してる」「いいね」といった褒め言葉や
肯定的な言葉が多かったそうです。

その社会にあふれている言葉が

無意識のうちに影響を受けてしまっているそう。

ひるがえって

今の日本では、どんな言葉があふれているでしょうか？

小田急線の無差別刺傷、メンタリストdaigo氏の差別発言、

名古屋市長のパワハラとセクハラ・・・

ニュースを見ると胸が痛むものが多いですが

これらはその人個人だけの事でなく、

私たちの一人一人の中にある言葉や、私たちの社会の歪みが

その人を通じて出てきているんではないかと

私は思います。

だからこそ、一人一人が

どう生きていくのか、

自分自身にどんな言葉をかけてあげるのか。

近しい人と、どんな関係をつくり、

どんな言葉を日々かわしていくのかが
とても大切になると思います。

あなたは日々、どんな言葉を使っていますか？

どんな言葉を自分にかけていますか？

一人一人が集まって社会が出来ている。

だからこそ、一人一人が変われば社会は

おのずと変わっていきます。

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最近、写真を撮ってないので、勝手に世界紀行。

写真は4年前のネパール、ムルパニ村。

友人の紹介でホームステイをさせてもらい、

私にありのままの美しさと愛を教えてくれたディディと。