世界は愛でるものであふれている

ずいぶん前ですが、友人たちと

「地球環境を破壊し、

たくさんの生物に犠牲を虐げ続ける

人間がなぜ、生きているんだろうか？」と

いう話になりました。

「人間こそ絶滅するべきだと思う」

「どうしてこんなにも「いのち」と

離れてしまったのか・・・」

そんな悲劇的な話が出る中、

一人の友人が

「この地球の美しさを見るためって

聞いたことがあるよ。

科学を発達させ、

宇宙にまでいく技術を作ったのは

外から地球の美しい姿を見るためって。

人間が生物の代表となって

地球の美しさを見るためって・・・」

私、この言葉に感動してしまいました。

そうか、私たちは生き物の代表として

この世界の美しさを見るためにいるんだ。って。

抜けるような空の青さ、

悠々とした木々たち、

色とりどりな花と個性豊かな生き物たち・・・・

それらを

きれいだな、

美しいな、

すごいなって

感じるために私たちは生きている。

もちろん目に見える物だけじゃない、

太陽に当たった柔らかい土の匂い、

雨のあとの森の香り、

風が木々を揺らす音、

賑やかな鳥のさえずり

波に包まれている感触、

子猫のやわらかな毛並み、

みずみずしい果物を味わう時、

季節の恵みが身体へ取り込まれる時・・・

私たちはこの世界に無数にある美しさを

いつでもどんな時でも

味わって愛でることができる。

そのために生きているんだ。って。

もう、愛でるものだらけで困っちゃいます笑

しかも、それらは刻一刻と形を変えている。

一刻一刻を感じて、

味わって、

心震わせて、

愛ていきたい。

世界はこんなにも美しいのだから。